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ストレスへの対処方法として、「マインドフルネス」は一般的に利用されるようになってきました。マインドフルネスは、禅がベースとなっており、判断することなしに、さまざまな感覚を受容することに重点が置かれます。Googleなど多くの企業でも、社員のストレス対策として取り入れられています。
近年では、マインドフルネスに加えて、「セルフ・コンパッション」という概念が注目を浴びています。マインドフルネスは、判断をしないことに重きをおかれますが、「セルフ・コンパッション」は、自分の悪いところだけでなく、良いところにも積極的に気づき、優しく受け入れるというものです。
精神療法として利用されてきた認知行動療法と比べてみます。認知行動療法は、自分の認知のゆがみを修正していくというスタンスですが、根本原因が理不尽な上司だったり、家族の重い病気だったりした場合は、なかなか自分の認知の修正だけでは解決に至らないことがあります。また、認知の修正は、根本原因がそのままである限り、批判的思考が何度もぶり返すことがあり、認知を修正しようという動機を維持することが難しいという問題があるとのこと。
大きな失敗をした時をや大きな苦悩に苛まれたときは、その過程で少しでもよかったことを「積極的に」探す。
そして、たとえ小さいことであっても、そのことを優しく、寛容に認めてあげる。
とても大事なことだなぁと感じます。
セルフ・コンパッション、皆様も心がけてみてはいかがですか?
今日もご一読ありがとうございました。
参考図書
Harvard Business Review 通巻368号
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